親だから出来る事、親しか出来な事【エピソード6】

親だから出来る事、親しか出来な事【エピソード6】

中学受験と言えば、誰もが思いつくのはまず「塾」だと思います。

確かに塾の先生は、強い見方である事に間違いありません。

しかし、塾の先生に全部お任せするのは少し危険かもしれません。

それは、やはり塾の先生はより多くの子供さんをより多くの志望校に合格させる事が目的ですが、親は自分の子が合格する事が目的です。

塾のクラスの９割が志望校に合格しても自分の子供が残りの１割ではダメなのが親です。

他の子がどんな学校に行こうとも、我が子には関係ありません。

ですので、塾の先生に完全に預けっぱなしにしてしまう事は非常に危険です。

子供がつまずいている時ややる気が起こらない時などに何が起こっているのかさっぱり分からなくなってしまいます。

意外かもしれませんが、子供がやる気を出している時やる気を失っている時など短い時間でもいつも一緒に勉強していれば、小さな浮き沈みにも気づく事が出来ますし素早いフォローも出来ます。

また、「この問題は間違ってもしょうがないよね」と声をかけても日々一緒に勉強をしている親から言われるのと、内容はよく分からないけど声をかけるのでは、子供の安心感も違ってきます。

塾の先生に預けっぱなしではいけない理由の一つでもある子供のメンタルについてお話させていただきます。

中学受験の９割はメンタル

１年間子供と一緒に毎日勉強していて気づいたのは、13歳の受験はメンタル勝負な部分が多い事です。

高校受験や大学受験でもメンタルな部分はありますが、13歳の受験では9割がメンタルと言っても良いかもしれません。

気分がのっている時の吸収力とさがっている時では、全く違います。

本当に小さな事でも子供のメンタルは揺れ動きます。

思う様に成績が上がらない。解けたと思った問題が間違った。友人が自分より上の学校を目指している事を知った。今日は雨が降っているw

本当にありとあらゆる事でメンタルが揺れ動きます。

そんな時は、無理にあげようとしたり、集中していない事を怒ったりしても効果はありません。

私は、子供のメンタルとは「自信」なんじゃないかなと思っていました。

メンタルが下がるとは「自信を失う」メンタルが上がるとは「自信を取り戻す」

「大丈夫」「大丈夫」と言う言葉をいくらかけても自信にはつながりません。

私は、そう言う時は本人が出来るであろう問題を解かせたり、今までの成果に目を向ける様に心がけました。

ここまでは出来た。これを積み上げて行けばいいんだよ。と自信を取り戻すことをしてあげると自然とメンタルは戻ってきました。

以前のブログでお話した、平日の朝に志望校に行くのも本当にどうしようもなく落ち込んでいるときには目線を変える良い行動かもしれません。

１年間にメンタルが落ちる事は100回はあるのでw

だんだんネタが無くなってくるんですが・・・。

自信を失った行動は黄色信号

息子ちゃんの行動を見ているとふとした拍子に志望校より下の学校のパンフレットを見出す。

受かりそうな学校を調べ出す。

友達が志望校より低い学校を志望校にしていると言い出す。

志望校の合格は無理じゃないかな〜と言い出す。

こう言った行動は全部自信喪失の前触れで怖いから今の現状から少しでも逃げようとする防衛本能からかもしれません。

親から見て、「あれ？自信失ってる？」と思う行動や言動が少しでも出たら、

ヤバイ！黄色信号だ！と思って小さな事でも良いので自信を取り戻す行動や子供の目線を変えてあげる行動をすると少しづつ気持ちが上向いてきます。

ガミガミ言われるのは、一番自信を失うかもしれませんw（まぁ〜言っちゃうんですがw）

親からは分からない、子供が自信を失う一つは「親の期待に応えられないかもしれない」と言う恐怖です。

「いやいや〜ウチはそんなに言ってないから〜」と思っても親の期待がないはずがありません。

期待してなくて、結果がどうでも良いのなら、高い塾に行かせる必要もガミガミ言う必要も親が不安になる必要もありませんよね。

どんな親でもはっきり言って期待してます！

隠しても子供には隠し切れていません。

素直に親の期待に応えようとして苦しんでるんだな〜と認めてあげて、そこから自信に繋がる言葉がけやサポートをしていくと良いと思います。