偏差値50程度ならばこの1冊でOK【算数】

偏差値50程度ならばこの1冊でOK【算数】
算数は、計算を間違わない事も大切ですが、
そもそもどうやって解くの?
がもっと大切です。
計算ドリルや練習問題をたくさんやってみる事も、もちろん大切です。
四則計算(足し算・引き算・掛け算・割り算)が出ない中学入試はありませんから、間違えずに丁寧に解く事は大前提です。
なぜなら、複雑な図形問題や文章問題と同じ配点である事が多いからです。
詳しい内容は以前の→【過去問の使い方(算数編)】 を読んでみて下さい。
しかし、四則計算や分数の計算だけでは取れる点数は頭打ちになってしまいます。
なので、まずは中学入試で出てくる計算問題はこれぐらい種類があるんだ。と知ることからスタートするといいと思います。
中学入試の計算方法を全て知るにはこの1冊
息子ちゃんの志望校の過去問を見た時に思ったのは、素直な問題が多い事でした。
極端な発展や応用問題などひねった問題はあまり出ていませんでした。
なので、まずは
「解き方を知らない」「これは習ってない」
を無くす為にこの1冊を選びました。
やっぱり日能研さんのw 算数ベストチェック
ここでもかよwと思われるかもしれませんが、別に日能研さんの回し者ではありませんw
全70章で中学入試で使う計算の大半が網羅できます。
70章なので、極端な話1日2章すれば1ヶ月ちょっとで小学校で習う算数の計算は全て知る事が出来ます。
もちろん知るだけなので、答えがバッチリ出せるまでにはなりませんが、私はまずはそれで良しとしました。
「あっこれは道順の問題だな」「あっこれは組み合わせの問題だな」
と知っているだけで、試験を受ける息子ちゃんのストレスはかなり緩和されました。
小学校の算数しか知らない息子ちゃんは、当初算数の問題を見てフリーズしていましたw
「なにこれ?どうやって解くのかさっぱり分からない・・・」
状態からこの1冊を終わらせると、1ヶ月ちょっとで
「これは、⑭の組み合わせの問題だよね〜。間違えたけどw」
など、70章のどれを使って解く問題なのかを理解する事が出来ました。
これが、無茶苦茶大きかったと思います。
知る→解けるの順番を身につける
社会では、知っていれば即正解ですが、理科の計算問題や算数ではそうは行きません。
まずは、知っているかどうか。
次に解けたかどうか。
この二段階になります。
テストの点数やクラスでの順位ばかりを気にする親や子供さんがいますが、1番の大切なのはテストの内容を見てあげる事です。
知っていたけど、解けなかったのか。計算方法すら知らなかったのか。
ここをちゃんとチェックしてあげると自然と点数も付いてくる様になります。
息子ちゃんの場合は、テストや模試が終わると社会や理科と同様に各問答がベストチェック全70章のどれを使って解く問題なのかを書いてもらいました。
次に間違った問題では、その章で習った解き方を覚えていたか。を右の練習問題を解いてもらい確認します。
覚えていたけど、解けなかった場合には、息子ちゃんも
「なるほど〜この計算方法は、こんな出題の仕方があるんだなぁ〜」
と分かるので、次に繋がるいいテストや模試にする事が出来ます。
習ってない!を言わせない
まず、この1冊を終えると
「習ってない」と言う事が出来ませんw
息子ちゃんもベストチェックが終わるまでは、
「知らない」「習ってない」と言い訳のオンパレードでしたw
しかし、この1冊が終わると
「ほら!これは何章の問題だよ」と伝える事が出来ますし、本人の口から「習ってない」と言う言葉は無くなります。
上位校ではない、偏差値50前後の学校であれば、あまりひねった問題は出ません。
この1冊でしっかり計算方法の存在を知り、次に様々な練習問題で力を付けていくのが1番の近道だと思います。
知る→解ける
をいつも意識して、学習できるといいですね。