パパ勉ママ勉をする上での注意点【エピソード18】

パパ勉ママ勉をする上での注意点【エピソード18】
親子で受験勉強するのは、きめ細やかなフォローや苦手項目の克服などメリットはたくさんあります。
最後には、親子で1年間乗り切った達成感を家族で感じる事も出来ます。
私も合格発表の日には、2人で抱き合い涙を流して喜びました。
息子ちゃんも
「今日合格出来たのは、パパ勉のおかげだと思う」「1人じゃ絶対無理だった」
と言ってくれる程、喜びを分かち合う事が出来ました。
中学生や高校生になると子供も成長して行き、小さな頃とは違って手取り足取り寄り添って何かを親子で達成する機会は少なくなって行くと思います。
もちろん家族としてサポートする事はあっても、やはり小学生の様にはいかないと思います。
そう言う意味でも、中学受験は子供が親としっかり手を取り合って乗り越える最後のイベントではないでしょうか。
勉強をサポートするだけで、先生になる必要はない
受験勉強をサポートしていると、だんだん親子の関係を超えて塾や家庭教師の先生の様になってしまう事があります。(私もダメだと思っても気がつくとそうなっていました)
塾でも先生に注意され、家でも親からキツく言われると子供は心の逃げる場がなくなってしまいます。
勉強を教える上で言葉がキツくなる事や、感情的になる事はあります。
親も人間ですから・・・。
しかし、子供からすれば大好きなパパやママである事に変わりはありませんし、親としても大好きな我が子です。
漢字を忘れている。計算ミスをしている。など直接的に注意する事は決して悪いことではないと思います。
問題が解ける様になる。少しでも漢字を覚える。計算ミスを少なくする。
など目的が明らかな事に対して注意しても、親子の関係が崩れる事はないと思います。
改善しようのない注意をしてしまう
私は妻によく注意を受けていた事なのですがw
息子ちゃんがどう改善したら良いのか分からない注意をしてしまう事でした。
「集中力がない」「真剣に取り組んでない」「覚えようとする気がない」
など、どの様に改善すれば100点なのか分からない注意をしてしまう事です。
しかし、これは意外に大人がよくやってしまう注意の仕方かもしれません。
確かに、息子ちゃんが剣道をしている時に先生から
「試合に集中しろ」「気を抜くな」などの注意をされる事がありました。
息子ちゃんから練習や試合の後に「どうすれば良かったのか分からない。」と言われると私も逃げで、「試合を見直して自分で考えてみようね。」などと答えていました。
「手が下がってる」「肩に力が入ってる」などの改善するポイントがわかる注意は息子ちゃんも即座に対応できますが、精神面での注意は12歳に理解するのはなかなか難しいのかもしれません。
子供が理解できる注意、改善できた事が分かる注意でなければ、子供も当方に暮れてしまいます。
子供も理解できて、どうすれば良いのか分かる注意の仕方が大切ではないでしょうか。
最後は7秒ルール
どんなに受験が大切でも、子供の為だと思っても、大切な親子関係が崩れてしまっては意味がありません。
私は、あまりスキンシップをとるタイプではありませんでしたが、2人で勉強を始めてからは息子ちゃんに会うと朝や学校帰りによく抱きしめていました。
子供は親に7秒抱きしめられるだけでも、愛情を感じるそうです。
なので、「頑張ってるね。」などの言葉と共に抱きしめる事にしました。
確かに精神的に不安定になる事もある受験期にこの抱きしめ効果は意外に大きいと思います。
親も改めて、我が子に愛情を感じますし、理解できない・改善できない注意をしていないだろうかと自分に問うきっかけにもなります。
親も子供も共に辛い受験期ですが、お互いに愛情を確かめ合う7秒間を大切にして下さい。