焦りがない息子ちゃんに焦る【エピソード20】

焦りがない息子ちゃんに焦る【エピソード20】
東京都の私立受験は2月1日からスタートします。
息子ちゃんは志望校に偏差値が全然届かない状態が続いていたので、志望校の2回目・3回目・4回目は、ほぼ無理だろうと思っていました。
勝負は2月1日の一発のみ!
これに落ちれば、ほぼ終了だと感じていました。
いくら傾向と対策をしている。なんて言っても親として焦らない訳ありませんよねw
残り何日・・・。行けるか・・・。といつも考える日々でした。
しかし、一番腹立たしいのは息子ちゃんには全く焦りがない事でした。
残り半年!残り100日!といくら捲し立てても全く反応なしでしたw
どうすれば息子ちゃんが焦ってくれるのか日々悩んでいたした。
ある日、勉強をしていると息子ちゃんが、
「はぁ〜まだ後100日以上もあるのかぁ〜」と言う言葉にビックリ。
思わず私は、
「いやいや、もう100日ちょっとしかないじゃん!」
と叫んでしまいました。
しかし、ちょっと冷静になり、なんで息子ちゃんは焦らないんだろうとちょっと考えてみるとある事に気づきました。
大人と子供では時間の感覚が違う
そうなんです。大人と子供では、流れる時間の感覚が違うんです。
確かに小学生の時の夏休みはすごく長く感じていました。
それが、中学生・高校生になるとどんどん短く感じてきます。
40歳を超えてくると1年なんてあっと言う間に感じてしまいますw
私も60代の方に40代なんてあっと言う間だよと言われます。
しかし、今の私にはあっと言う間に50代や60代になる気はしません。
年齢によって感じる時間の長さは違うのだと思いました。
ですので、40代の私と12歳の息子ちゃんが「後100日」と言う同じ言葉を聞いてもその感じ方は全く違います。
先の日々よりも今日の一日
焦りや不安は、先の日々を思う親だからこそかもしれません。
私も焦りのない息子ちゃんに最初イライラしておりましたが、逆に考えれば日々焦りながら勉強しているよりは良いかと思い私自身もあまり先の日々を考える事をやめました。
受験は長く辛い日々の連続ですが、今日と言う1日の積み重ねでしかありません。
今日1日どう言う勉強ができたのか。事前に決めた1ヶ月のスケジュールとのズレはどの程度か。
など今日に集中して、スケジュールの立て方が甘ければ見直すなどによって自分自身の焦りや不安と闘っていました。
焦りや不安は、息子ちゃんにぶつけてもどうしようも無い事なので自分の中できちんと消化できる様に努めました。
親として受験に臨む時、1番の敵は焦りと不安です!
それを子供に向けるのではなく、親として今日できる事に集中をする事が焦りと不安に立ち向かう1番の方法では無いでしょうか。