塾へ預けっぱなしは危険！【エピソード7】
塾へ預けっぱなしは危険！【エピソード7】
以前のエピソード４では→【進学塾vs個別指導塾vs家庭教師【エピソード4】
塾探しについてお話しましたが、今回は塾において感じた事をお話させていただきます。
塾の先生は確かに親切で親身になって子供に向き合ってくださいます。
親として抱く受験に対しの様々な疑問などにも的確にお答え頂けますので、本当に心強いサポーターになっていただけます。
塾の先生はあくまでもサポーターです。
しかも結構高給取りの・・・。
中学受験を舞台にしたコミックに「二月の勝者」と言うものがあります。
このマンガは、非常に分かりやすく塾の内情や受験に対する子供の姿などが分かりやすく描かれておりますので、是非一度読んで見て下さい。
「うんうん！分かる分かる！」「みんなそうなんだぁ〜」
と何度もうなずいてしまいます。登場人物の子供の中にウチの子みたいだなぁ〜なんて言うキャラクターも登場するかも。
まず、塾は間違いなく営利事業です。二月の勝者の言葉を借りれば「中学受験は課金ゲーム！」だそうです。
集団授業から少し遅れている子には個別の同時利用へアプローチするなどの様々な課金ポイントが存在するそうです。
確かに娘の時にも数多くの課金ポイントがありました。初めての中学受験で何も分からず、ただ言われるがままに苦手科目がなくなれば・・・。と藁をもすがる思い出払える範囲で課金を続けました。
しかし、娘の時には目を見張る様な結果をあげる事は出来ませんでした・・・。
集団塾の特徴の一つかもしれませんが、正直ついて来れない子はゴメンなさいなんです。
数人の為に授業を止める事も出来ませんし、特に下位のクラスになればなる程それは謙虚になります。
息子ちゃんは受験まで１年ない上に偏差値34からのスタートでしたので、集団塾は向かないと判断して個別指導の塾に入りました。
しかし、個別指導と言っても何から何まで塾がしてくれるかと言えば、そうではありません。
「今ここでつまずいている」「ここを重点的に教えて欲しい」など要望を常に出し続ける必要があります。
最初の面談でストレートに質問
個別指導塾に入塾させる前の面談で私はストレートに塾長さんにお尋ねしました。
「この子を偏差値50の志望校に入れる自信はありますか？」「どう言うシナリオ（作戦）を考えておられますか？」
全ての塾で同じ質問をさせていただきました。「頑張ります」とか「出来ると思います・・・。頑張れば」など質問に対して曖昧な返答であればお断りをさせて頂きました。
自分でも我が子の事はさておいて、かなり強引だな〜wとは思いましたが残り少ない時間をお願いするからにはお互いに状況を納得した上でスタートしたかったと言う思いがあります。
私が子供と一緒に勉強していた社会と理科は、一週間に一度は今週塾で何を習ったのか？またその理解度はどの程度なのか？をパパ勉の中でいつも確認していました。
えっ！算数やばくない！
ある模試が終わった時に一緒にやっている社会と理科は着実に点数が伸びていましたが、算数の点数は一向に上がる気配がありませんでした。
息子ちゃんと一緒に算数の問題を前にして
「答えは分からなくても良いから、この問題は何の問題か全部言える？」と尋ねると
「はっ？全然意味が分からない？？？」
「えっ？面積の問題！とか体積の問題！とか場合の数！とかだよ？」
「場合の数？？？」「追っかけ算？？？？」
「塾で何してるの？」と尋ねると
「文章題と計算問題！」
そうです。息子ちゃんは算数には文章の問題と計算の問題と言う二つのくくりしか頭になかったのですw
偏差値上位の進学校を目指している訳ではないので、細かい事は気にせずにまずは、文章題の中でもこれは何を使って解く問題なのか？を1ヶ月で教え込みました。
この時はじめて塾に全てを丸投げするのは危険なんだなぁ〜と実感しました。
下位層の子供さんであればあるほど、塾ではあの子はしょうがないよね。と思われているかもしれません。
もちろん親にそんな事を言う事はありませんから、塾に行ってるのになんで成績が上がらないんだろう？
不思議だなぁ〜不思議だなぁ〜と思われている方は是非一度子供さんと一緒に何が分かってて何が分かってないのか確認すると良いかもしれません。
