長文を読むのが苦手な我が子に与えた本【エピソード10】

長文を読むのが苦手な我が子に与えた本
息子ちゃんが、塾で何年も勉強している子供達と一番大きな差は文章を読む読解力とスピードだと感じていました。
最初の頃は、国語の模試は後半の問題は、ほぼ空欄・・・。
本人に聞くと時間内に最後まで行かなかったとの事。
確かに、youtubeやアニメは大好きだけれども、あまりコミックを読む事すら無かった息子ちゃんはとにかく文章を読むのが遅かったのです。
なんとかして文章を読むスピードと読解力を上げたいな〜と考えて本人が興味を持った小説をとにかく与える事にしました。
受験をスタートする際にゲーム機やipad、マンガ本を全て取り上げられた息子ちゃんなので、目の前にある娯楽と言えば面白そうな本を読む事ぐらいだったのかもしれませんw
興味があるものならなんでもOK
いきなり小説を読んでもなかなか理解できない息子ちゃんも一度見た事のある映画のノベライズ本ならば読んでくれる事がわかりました。
最初にすすんで読んでいたのは、
斉木楠雄のΨ難 映画ノベライズ みらい文庫版 (集英社みらい文庫)
小説 君の名は。 (角川文庫)
全く見た事のない物語を読むのはかなりハードルが高かった様で一度アニメで映像を見た事のあるものを再度小説で読む事からスタートしました。
ここから徐々に「小説って面白いな」と思ってくれる様になりました。
次に本人が興味を持ってくれたのは、小学校で友達が勧めてくれた
絶体絶命ゲーム (角川つばさ文庫)
このシリーズは、本人が生まれて初めてw欲しいと言ってきた小説でした。
本人としては、息抜きも兼ねていたのだと思いますが、小説を読み始めて数ヶ月した後には長文の問題も苦なく読みこなせる様になって来ましたしスピードもどんどん上がって来ました。
国語の長文読解は、文字への慣れ
国語の成績は特に一長一短ではなかなか上がりませんでした。
最初はあげる方法も分かりませんでしたが、読解力がないのと読むスピードが遅いのはどちらにしても改善しなければならない大前提だったので、遠回りとは思いましたが文字に慣れてもらう事を一番に考えました。
ある程度文字を読解力やスピードが付いたな〜と思った後に長文読解のテストを毎日行いました。
長文読解の問題に慣れてくると、文章を読みならが「ここは問題で聞かれそうだな〜」「こう言う文章ってよく答えで見るよな〜」と文章を読んだ後に質問をされると言う意識を持って文章を読む事ができる様になって来ました。
文字を読むのが大好き!小説大好き!と言うお子さんは国語が得意な事が多いですが、特に男の子の場合は、最初から文字アレルギーがある事の方が多いので、少ない文字の小説から始めるのではなく。
本人が一度映像で見た事のある物語からスタートして、徐々にオリジナルのストーリーに入っていくと文字への抵抗感が少なくなってくるのではないでしょうか。
息子ちゃんが最初に国語に対して持っていたイメージは、
「国語の問題の文章は面白くない!」
でした。
文章を読むって面白いんだよぉ〜と言うイメージに塗り替えるのにあれやこれやと苦戦しましたが、一度映像で見た事のあるストーリーから始めると言うのは意外に効果がある方法だと思います。