中学受験本番で実力を出す方法【エピソード22】

中学受験本番で実力を出す方法
受験は水ものです。
どんなに受験勉強を頑張っていても、本番当日に実力が出せなければどうしようもありません。
私も息子ちゃんの一度しかない中学受験で、どうすれば少しでも緊張せずに本番で実力が出せるだろうかと考えました。
たどり着いた答えは、
受験校をホームグラウンドにする
でした。
受験日は非日常です。
いつもと同じ様に実力を発揮することは非常に難しくなります。
その中で大切なのは、試験を受ける学校になれておくことです。
受験校に慣れておく
息子ちゃんも2月に受験する2校には、足繁く通いました。
パンフレットをもらいに行く。 オープンキャンパスに行く。 部活に参加させてもらう。 文化祭に行く。 朝の様子を見に行く。
などなど、とにかく理由を見つけては学校に何度も通いました。
首都圏模試では、都内の私立中学で模試を受ける事が出来ます。
もし少しでも受験する可能性がある学校がリストの中にあれば、塾で模試を受けるのではなく中学校に実際に言って模試を受けることをオススメします。
これにはキチンとした思惑があり、
この学校に行く為に勉強をしているんだと思い出してもらう事と、受験する学校にとにかく慣れてもらう為です。
12歳の精神状態は大人とは違いちょっとした事で歯車が狂います。
トイレの場所が分からずに我慢して試験に望んだ。程度の小さな出来事でも合格か不合格の二択しかない受験においては大きな問題になります。
実際息子ちゃんも1月に受験した千葉の中学校は一度も行った事のない学校でした。
受験当日は、異常なぐらい緊張しておりアゴにマスクをずらしているのに試験会場の前でマスクがない!と騒ぎ出したぐらい緊張しておりましたw
息子ちゃんには事前に
「千葉の中学校には、受かっても行く事はないから結果は気にせずに受験の雰囲気に慣れる為だよ」
と言っていたにも関わらず、教室に向かう姿は不安そのものでした。
試験が終わった後も家に着くまでグッタリしていました。
本番の志望校では、勝手知ったる様子で指定された教室へもスイスイ進んで行きました。
周りの子供さんを見ると1月の息子ちゃんの様に周りをキョロキョロしながら、不慣れな様子で学校に入って行く姿をたくさん見かけました。
学校に入って30分程度で試験スタート
試験当日は、学校について30分から45分で試験が開始されます。
初めて来る慣れない学校で、ガチガチのまま試験をスタートする子供さんと何度も来た事のある学校で試験に集中している子供さんでは、実力を発揮するのに差が出るのは当然だと感じました。
まだまだ志望校が絞り切れてない方でも、合格すれば行きたいと思う学校全てに子供さんと一緒に足繁く通い子供さんが
『ここは自分のホームグラウンドだ!』と思える程、慣れてから受験当日を迎える事が出来れば最高だと思います。
本当に12歳の精神力はガラスの様にもろく繊細です。
小さな小石につまずいても大怪我をしてしまうのが中学受験です。
子供さんが気兼ねなく全速力で受験当日を駆け抜けてくれる為にも、受験する学校に慣れておく事が大切です。